当院の特長

コミュニケーションのための取り組み

患者さんの最善の選択を支援するためのコミュニケーション

関節リウマチ治療においては「治療の選択は患者さんと共に決定するべき」という世界共通のガイドラインがあります。しかし「急に治療の選択と言われても病気のことも治療のことも分からないから決められない」と感じる方も多いと思います。

そのため当院では診断時、治療の開始時、治療の変更時、その他にも患者さんが話したい時、スタッフが必要だと判断した時にお時間をいただき、お気持ちやお考え、ご希望をお伺いしたうえで病気や薬、治療、今後の見通しなど必要な情報を共有し、患者さん自身が自分にとって最も良いと思う選択ができるよう支援をさせていただきます。

リウマチ治療のリコメンデーション(ガイドラインで推奨されていること)

医師と患者の共同意思決定による治療選択

いやいや、そんなこと言われても、医師は専門家、患者は素人なわけで相談して決めろと言われても無理じゃないですか?と思われるでしょう。

そこで、私達の出番です。

医師と一緒に決めるための疾患や治療に対する知識や正しい情報の提供、最新の話題など盛り込んで患者さんが治療選択に参加できるように分かりやすい資料や説明を加えていきます。

治療が問題なくスムーズにいく患者さんも居れば、なかなかその方に合った治療法が見つからず疾患のコントロールに難渋する患者さんも居ります。

治療の道のりは、一つ一つ壁を乗り越えるイメージです、独りで戦う必要はありません。私達医療スタッフをご活用ください。

具体的に日々、実施していること

  • 電話対応;相談に対して看護師が折り返し電話で対応
  • メール対応;電話はかけづらい、時間に関係なく相談したい、そんな患者さんのニーズにも対応します。
  • 生物学的製剤実施前日体調確認;患者さんの状態を把握して点滴や注射に望むための取り組み
  • 来院されなくなった患者さんへの連絡;予約に来なくて暫くクリニックから遠のいてしまうと来づらくなってしまう方もいます、どうしているか、薬が無くなって困っていないか、こちらから連絡しています。
  • 24時間リウマチコール;今、困っている、タイムリーに異常を察知して対応するための電話です。具合が悪いけど夜中だったので朝まで待って重症化してしまった、ということのないように24時間対応します。

「おしゃべりサロン」の開催

 患者さん同士がコミュニケーションをとることは「病気は自分だけではないんだ」と思えたり、「そんな対応方法があるんだ」と知ることができたり、患者さんにとって良い効果があることが分かっています。しかしコミュニケーションを取ると言っても、きっかけがないとなかなか難しいことかと思います。

 そこで当院では通院中の患者さんやご家族を対象に、お話ができるような会「おしゃべりサロン」を開催しました。当日は58名の方にご参加いただき90%以上の方が「満足」とアンケートで回答されました。

 現在COVID-19の影響で次回の開催が見送りになってしまっていますが、以前のような生活が戻った際には定期的な開催を目指しています。

患者さんのお声