DMARDsを語る会 in Kwagoe
2019/2/22
川越プリンスホテルにて開催されました。
川口市立医療センターの整形外科部長 石井隆雄先生による基調講演{当院におけるRA診療の現状と今後の課題」と、聖隷浜松病院 膠原病リウマチ科部長 宮本俊明先生による特別講演「全ての患者様の高い治療ゴール達成を目指すRA治療戦略」をご講演いただきました。
世界的にも、もちろん日本においてもアンカードラッグと言われているMTXをいかに上手に使うか、という点では、MTXを早めに増量し、しっかりと充分量使うために吐き気や肝機能悪化などの副作用を回避するための手段としてフォリアミン1㎎の連続投与という方法が有用であるということを教えて頂きました。
現在一般的に使用している5㎎は錠剤ですが1㎎だと錠剤がないためパウダー剤になるそうです。
私達は今まで、患者さんに指導する際、フォリアミンを摂取しながらMTXを内服しても効果が減弱してしまうので葉酸が含まれているサプリメントでさえ禁止してきました。
日本でもMTXが16㎎まで認可されて、日本人の至適用量について10~12mg/週と解明されたからには、今までの考え方を変えていく必要があります。
進化し続けるリウマチ診療、日々学ぶ必要性をここでもまた実感できました。