リウマチ治療情報コラム

当院にて関節リウマチエコーセミナーを行いました。


2018年2月20日 当院に於いて、聖路加国際病院Immno-Rheumatologyの六反田先生とJR東京総合病院の陶山先生を講師に、関節リウマチエコーセミナーを実施しました。他の医療施設からエコー業務に携わる先生方、看護師さんも参加されました。

 

超音波検査とは、人間が聞くことができない音2~18Hzの周波数を用いて、媒質と媒質の間を屈折、透過、反射(音響インピーダンスに差がある境界面で起こる)を利用して画像化するものです。

 

今までは、エコー検査というと、お腹とか心臓、産婦人科領域に使われておりました。

エコーは、動きのあるものの観察に適し、動的評価も得意なところです。ただ、エコー検査は、術者による影響が大きく、プローブの角度を曲がってあてると疑似陰影を作りだすことも容易にできるために、エコー検査に関して、技術が求められます。

関節リウマチエコー検査においては、レントゲンでは撮影しても分からないようなリウマチの活動性の有無がわかり、これからの関節リウマチ治療に欠くことが出来ない診断装置の一つであると言えます。

 

今回は、六反田先生には、肩関節、肘関節について、解剖をスクリーン上で解説したあとで、実際、参加者ひとりひとりが、ハンズオンをしていきました。

ハンズオンをしていくなかで、改めて解剖の重要性とプローブをもっての日々の練習の必要性を感じました。今回のセミナーで得た知識と技術をステップアップしていき、より、質の高い医療の提供をしてまいります。