リウマチ 薬治療の流れ
treatment
リウマチの治療は3段階のステップ(フェーズ)があります、それぞれのステップで良くならなかったら、次のステップへ進むと言うものです。
ポイントは3ヶ月で良くなってくる兆しが感じられない。あるいは6ヶ月経っても寛解にならない場合です。この3ヶ月と6ヶ月とタイミングがとても大切です。同じ治療を良くなる兆しがない。あるいは今回になっていないのに、1年続けてしまう事は望ましくありません。
リウマチと診断されたら、まず第一段階の飲み薬からスタートします。この飲み薬は決まっていて、メトトレキサート(MTX:リウマトレックス)を使います。合併症や副作用 妊娠の希望があるなど、この薬を飲むことができない方はその他の飲み薬を使います。3ヶ月あるいは6ヶ月経った時点で薬が有効かどうかを確認して、もし寛解になっていればそのまま続けます。寛解になっていないあるいは効果が出てくる兆しのない場合には、次のステップ第2段階の生物学的製剤・注射に移ります。同じように3ヶ月6ヶ月経ったときに有効性が確認できないあるいは、寛解にならない場合には、第3段階のステップ(フェーズ) JAK 阻害薬と言う新しい分子標的薬(飲み薬)に変更していきます。この治療サイクルで70%から80%の方は寛解になります。
もし3段階目のステップ(フェーズ)まで行って寛解にならない場合には、それぞれのステップで使う薬を変更しながらサイクルを繰り返す、あるいは併用する飲み薬を工夫してみるなど治療の強化が必要となります。

