リウマチ治療情報コラム

9月19日(火)、診療終了後、六反田諒先生をお招きし、関節エコー研修会を開催しました


現在の関節リウマチ治療では、早期発見、早期治療が求められており、低疾患活動での関節炎、滑膜炎も見逃さない診療が必要とされています。リウマチ診断は、医師の問診、血液検査やX線検査などを用いて行いますが、画像検査として有効な手段の1つにエコー検査があります。エコー検査によって、関節リウマチの早期診断、他疾患との鑑別、疾患活動性の評価ができます。また、関節リウマチの炎症が治療によってどの程度抑えられているかを、エコー画像をみながら医師の説明を受けることができるため、患者さん自身、治療効果の実感、治療強化の必要性を認識することができます。当院でも、関節リウマチの診断、治療効果判定、経過観察を今以上に的確に行えるよう、エコーを導入しました。

しかし、正確な検査をするには解剖学の詳しい知識や熟練した技術が必要であり、スタッフ個々人の勉強だけでなく、技術を学ぶことのできる研修の場が必要でした。そこで、今回、講師として聖路加国際病院Immno-Rheumatology Centerの六反田諒先生をお招きし、トレーナーとして陶山先生にも加わっていただき、当院にて関節エコー研修会を開催しました。当院スタッフのみを対象にした関節エコー勉強会を行ったり、またスタッフ各人が行っている日々の勉強により、リウマチ治療の向上を目指しておりますが、今回は、外部の医師や技師も参加され、病院間、職種間の垣根を超えた大きな研修会となり、切磋琢磨できる環境を作ることができました。

今回の研修会を機に、スタッフ一同、更なる関節リウマチの知識・技術向上を図り、患者さんにより良いリウマチ治療を提供できるよう、努めていきたいと思います。

研修会の様子

研修会の様子

研修終了後、全員で記念撮影

研修終了後、全員で記念撮影

Download (PDF, 26KB)