リウマチ治療情報コラム

12月7日「第30回日本リウマチ学会関東支部学術集会」


2019年12月7日

アキバプラザにて開催されました第30回日本リウマチ学会関東支部学術集会に参加しました。

臨床で活躍されている先生方の症例発表や、今後の治療に関する新たな知見など幅広いテーマが扱われており、とても学び深い時間になりました。

特に印象に残ったのは、東京女子医科大学の田中榮一先生がお話されていたPRO(患者さのんの主観的症状)についてのお話です。検査や身体所見上は寛解と評価される患者さんでも多くの方が疲労感や憂鬱感、仕事の生産性の低下を感じており、T2Tを目指すうえで大切な要素となるため、今後はそれをどのように臨床に落とし込んでいくかが課題になってくるとのことでした。疲労感や憂鬱感は検査や身体所見とは違い、目に見えないため、普段の患者さんとの関わりの中で気づき、治療やケアに繋げていきたいと思いました。

看護師 新井真央